世間はSMAPの話題で持ちきりですが、時事ネタで韻を踏んでいこうと決めた僕は
SMAP解散とスパッツ履いたで踏める
— 細川貴英 #声に出して踏みたい韻 (@takahide_h) 2016, 1月 12
なんてことを言っていたら、会社のラップ好きの先輩が、
@takahide_h STAPあります!
— Itsuki KURODA (@i2key) 2016, 1月 13
って返してきて、これは素直にまじでうまいと思ってしまった。
文末のウ段
まず前提として、韻を踏むためには母音が合っていればいいから、「SMAP解散」の最後の「ん」は無視していい(あと「っ」とか「ー」も。ちなみに無視したくないときはしなくてもいい)。ここまでは本の中にも書いたとおり。
だから、「SMAP解散」は「うあっうあいあ」で、「STAPありま」と母音が一致する。
「STAPあります」の最後の「す」が余ってるように見えるけど、日本語の文末のウ段の音は(日本語って動詞が最後に来るからウ段の音で終わりやすいんだけど)、母音が発音されないことが多い。
「STAPあります」って言うときは「STAPありまs」って言ってるはず(※ちなみに関西弁ではこの「す」の母音はめっちゃ発音するから、小保方さんが関西弁だったら成立しなかった韻だ)
ちなみにこの「s」が韻的に無視できる例は、たとえばKREVAの「THE SHOW」の歌い出し
1月頭のほうから12月末まで
歩み止めないミュージカルハスラーです
人の心に通じなくちゃつまんねえ
でも見られる。赤くした部分は母音が全部
うーいあうあうあえ
なんだけど、「ミュージカルハスラーです」の最後の「す」は「ミュージカルハスラーでs」って感じの発音だから、不自然じゃない。
というわけで
SMAP解散
STAPあります
は、(小保方さんが関西弁じゃないかぎり)韻を踏んでいると言っていい。
ちなみに上に書いたとおり伸ばす音も無視できるから、実は「STAPあります」を「STAPありまぁす」にしても韻は保てる。
悔しくなるとダジャレ化する傾向
悔しくなってスナック菓子をやけ食いしていたら、今度はそのスナック菓子で何かいけそうになってきたのでもういっちょ。
「SMAP解散ショック」と「スナック菓子完食」で踏める
— 細川貴英 #声に出して踏みたい韻 (@takahide_h) 2016, 1月 13
母音は両方「うあっうあいあんおう」で全部合ってるんだけど、例の「踏み始めと踏み終わりは子音も合わすの法則」を駆使して、最初と最後「す」「しょく」あたりを合わせた(「っ」は無視可能)。
ちなみに子音まで合わせ始めるとどんどんダジャレになっていってしまうのがオチなんだけど、その結果、
「な、解散間近?」「中居さん、まじか…」
— 細川貴英 #声に出して踏みたい韻 (@takahide_h) 2016, 1月 13
までいってしまった。
なかいさんまじか
なかいさんまじか
これはもう全部一緒だ。こうなるとダジャレ。
しかしデーブスペクターは、その斜め上をいっていた。
解散後に旅館で再就職するSMAP→中居さん
— デーブ・スペクター (@dave_spector) 2016, 1月 12
なんていうか、このふたつが同じ「ダジャレ」って呼ばれるの、おかしくない?!
完全に別ジャンルの言葉遊びじゃん。
まとめ
デーブスペクターまじリスペクト。